僕は今フリーのトレーナーとして活動しています
最近は専用の検索アプリも出てるくらいレンタルスペース利用者が増えています。
活動の一つにレンタルスペースを使ってパーソナルトレーニングを提供しているものがあるのですが、これが初めは「利用しやすくて良いなぁ、なんでみんな使わないんだろもったいない」と思っていたのですが、しばらく使っているうちに「おかしい仕事してもしてもお金残らない」という事態に陥っていました。
なのでこれからレンタルスペースを利用しようとしてるパーソナルトレーナーさんに僕と同じ失敗はして欲しくないのでレンタルスペースの気をつけることと、上手い使い方をシェアしていきます。
レンタルスペースは諸刃の剣
良いことだらけのように見える
レンタルスペースはこれから独立をしようとするトレーナーさんにとって心強い存在になります、今までジムで抱えていたお客さんをレンタルスペースで指導することができるからです
しかも、不動産借りる時のめんどうな手続きもなく、
初期費用もいらず
必要な時に、必要な時間だけ借りられるから家賃のような無駄な固定費もなく
あらゆる場所にあるので集客のエリアも広い
もし、お客さんが集まらない地域だったら場所をすぐに変えてしまえばいい
メリットだらけなわけです。
半分は場所代に消える
問題は一回の利用料です
仮に1回40分4000円でトレーニング指導しているトレーナーさんがいるとして
レンタルスペースの利用には入れ替えの時間が考慮されてないので12:00〜13:00で予約したら、13:00になった途端に次の利用者の方達が入ってきてしまいます。
そのためサービスを提供してる時間が40分だったとしても準備に10分、後片付けに10分したらあっという間に60分経ってしまいます。
レンタルスペース利用60分2000円(出費)
パーソナルトレーニング40分4000円(収入)+準備&片付け20分0円
4000円ー2000円=2000円(収入)
生徒を複数人を相手にするならあり
僕らパーソナルトレーナーは基本的に1対1で指導をします。
そのため1時間当たりの収入はその一人の人からいただくことになります
もし仮にダンスの先生であれば1時間の間に10人とかを相手にすることができます
パーソナルトレーナーが1時間で1万円もらうためには一人の人から1万円いただくことになります、でもダンスの先生だったら一人千円で同じ金額を稼ぐことができてしまいます。パーソナルトレーナーの難しさは時間当たりの単価を大きく上げにくいのです。
まだあります、お客さんが当日にキャンセルをしたときが辛いです。もしダンスの先生であれば10人が9人になるだけなので1時間あたりの収入もそれほど減りません。しかしパーソナルトレーナーは一人のお客さんがキャンセルになった途端に収入0どころか場所代の分だけ赤字になります。
もちろん先生も人数が集まらないと赤字になってしまうので簡単なわけではありません。その点パーソナルトレーナーは一人でもお客さんがいれば利益を出すことができます。どちらもメリット・デメリットあります。
レンタルスペースは補助的に使うもの
ジムで働きながらレンタルスペースも利用していいし、店舗を出すまでのあいだ、リサーチを兼ねて出店したいエリアのレンタルスペースを使って集客できるか実験するのもいいし、とにかく応用が利きやすいのが魅力だと僕は考えています。
ただ大事なのはレンタルスペースはメインで使ってはいけない
あくまで補助的に使うものです。
お金の問題もありますし、予約が取りたいときに取れなかったり、時間の融通が利きにくかったり、モノを持ち込むために運ぶのが大変だったりデメリットもたくさんあるわけです。
レンタルスペースは個人で仕事をはじめる人、これからはじめたいと思ってる人には魅力的です。でも良いことだらけではありません。自分の仕事のスタイルと相談して店舗を構えた方が良いのか、それともジムでフリーランスとして働くのか、やっぱりレンタルスペースを利用するのが合っているのか。自分に最適なスタイルをその都度選択するのがいいかなと思います。