スイングは腰じゃない、股と胸椎で打つべし!

スイングやバッティングは体のひねりが必要な動作です。しかしこのひねるという動作はいかせれば大きな力を生み出すことができますが、間違えると簡単に体を痛めます。
バットやラケット、クラブを振る時に体重がのらなくて腰で振れといわれたことはないでしょうか?

を切る
で打つ
で回す

スイングといったら腰が大事と考える人が多いように感じます。

もちろん腰で打つ感覚が有効なときもあります。例えば手打ちをしがちな人には体重をのせて打つ感覚つかむにはわかりやすい方法かもしれません。

ある程度のスイング技術を持ってる人の場合は話は別です。体重を乗せて打つことができるのに腰に頼ったスイングをしていると腰に大きな負担をかけることになります。そしてそれを続けているといつか体を壊す時がきます。

もしあなたがスイングをしていて、腰になにか悩みを抱えてるのであればこの記事を読み終わると今までよりスイングに体重が乗るようになり、腰に不安を感じずに全力で振るのに必要な知識を身につけられます。

腰で打つを疑う

まずは腰で打つことを疑ってみましょう、そもそも何故腰で打つのでしょうか?

恐らく答えはそうすることで体重を乗せて打つ感覚がつかみみ易いからだと思います。

しかし、これは初心者の方ならいいのですが体重を乗せて打つことができる人であればむしろ危険です。

何故ならスイングの時に腰にばかり力を入れてしまうからです。そうなればケガするまで時間の問題です。体を使う時は局所的ではなく全身をいかに使うかが大事です。

腰椎はほとんど動かない

 

今まで腰についてお話してきましたが、ココから先はもう少し踏み込んだ内容になるので腰という表現だと正確につたえられなくなるので腰ではなく腰椎と表現します。

腰椎に頼ると何故いけないのでしょうか、それには理由があります。

 可動域が物語っている

関節にはそれぞれ可動域と呼ばれる動かせる範囲があります。この範囲を超えて関節が動いてしまうと筋挫傷、断裂、靭帯損傷、靭帯断裂などのケガに繋がります。

可動域は関節がどれくらい動くのかの指標です、つまりその関節がどれだけ動くことに対して優れているかを判断する基準にもなります。

可動域が広ければよく動く関節ですし、逆に狭ければあまり動かない関節ということになります。

ここでは腰椎と比較するために体幹をひねる動きに関係する股関節と胸椎も対象に加えます。

 可動域で比べると

  • 股関節 外旋45° 内旋45°
  • 胸椎30°
  • 腰椎5°

圧倒的に股関節、胸椎の可動域が大きい
腰椎だけでは5°しかひねれない

このことからわかるように股関節・胸椎の動きがめちゃ大事

もし腰に痛みがあるなら腰椎の安定からはじめましょう。
腰に悩みがなければ股関節でも胸椎でも腰椎でも弱点だと感じるところからはじめればOKです。

個人的には股関節のモビリティからはじめると体の変化を実感しやすいです。

腰じゃなくて股関節と胸椎を動かそう

ここまでいかに体をひねる動きは腰を使ってはいけないかについてお伝えしてきましたが、ここからは具体的に何をすればいいのかについて紹介していきます。

体をひねることを少し分解して考えてみます。

体をひねる=回旋

スイングを一言で表すなら体幹と股関節の回旋です。

厳密にはそれだけでなく肩甲骨の内・外転、体幹の屈曲・伸展もあります。もっともっと細かくいえば全ての関節が動きます。

ここからは回旋をいかに上手くできるかに焦点を当てていきます。

joint by joint アプローチという便利な考え方

関節には動きを生み出す関節、動きを安定させる関節があります。

 この考え方はmike boyleさんが提唱しています。彼はストレングス&コンディショニング分野での先駆的な仕事として国際的に知られており、スポーツパフォーマンストレーニングの分野でトップの専門家の一人とされています。 

joinnt by joint だと腰椎は安定させる関節、股間節・胸椎は動きを生み出す関節になります。

そのため安定させる役割をもつ腰椎で動きを生み出そうとすること自体難しいことなんです。腰椎の代わりに胸椎と股関節が回旋の動きを生み出す主役になります。逆に腰椎は動かさないように固める練習が必要になります。

回旋の動きを練習するなら胸椎と股関節に集中した方がずっと効果的で安全なんです。

腰椎安定をさせるならこの記事で紹介してるエクササイズをしてみてください↓

じゃあなにすればいいのよ

腰椎ではなく胸椎、股関節を動かすのが大事なのはわかった、じゃあ何をすればいいのか。

回旋エクササイズ

お尻歩き

お尻歩きは股関節だけを動かすのにピッタリなエクササイズです。お腹に力を入れながらやるとなお良しです。ただし腰をひねってはいけません、常にお腹に力を入れたままやります。

股わり

股関節の可動域を広げるのにもってこいです。特にスイング時に使う筋肉を伸ばすのにぴったりです。このエクササイズはやってる方が多いかもしれません。ストレッチされてるのを感じながらやりましょう。

すわって股関節内・外旋


これは股関節の内外旋の可動を集中的に改善するときにオススメです。人によっては全く動かない人もいます。

でんでん太鼓

腕の力を抜いて股関節と体幹の回旋で腕を回します。コツは可能な限り力を抜くことです。回し始める瞬間にお腹に力を入れると尚良いです。

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