おばあちゃんが真っ直ぐ立てないのは〇〇が弱くなっちゃうから

おじいちゃん、おばあちゃんが立てなくなるのは伸筋が弱くなってしまうからだ

 

毎日セッションをこなしていくなかで特にターゲットを絞ってないトレーナーならば何度かシニアの方を担当したことはあるかと思います

もともとパフォーマンスの高い方ならば一般の方と同じようにやれば良いと思うのですが明らかに高齢者って感じのクライアントさんにはどのようにアプローチしていけば良いのでしょうか?

 

ちなみに僕が高齢のクライアントさんを担当するとき、まず気にするのは姿勢です

気にするというか気になってしまうのですが

で、色々な姿勢があるわけで

それにも色々なアプローチがある訳で

 

どれにすれば良いのかわからないなんてことがよくあったりするのですが、そのあたりのことをCSCSテキストでざっくり説明していたので引用します

加齢と不活動の結果として骨格筋に起こるサルコペニア(筋量減少のこと。筋サイズと筋力が低下する)は体重を支える伸筋で特に著しい。

機能の低下は下肢の伸筋、体幹の伸筋で最も顕著に現れ、次に下肢の屈曲、最後に上肢の伸筋・屈筋に起こる

NSCA決定版 ストレングストレーニング&コンディショニング 第3版 より抜粋

 

しかもタイプⅡ筋線維の縮小が特に大きいため筋力以上にパワーの低下が伴うとのこと

 

↓こんな姿勢だったり

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こんな姿勢だったりするのは体幹と下肢の伸筋の筋力が低下しているのが原因

 

じゃあ体幹と下肢の伸筋ってなによ

 

ざっくりこんな感じです

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体幹は四肢を除いた部分のこと、頭部も含む

 

伸筋はだいたいこんな感じ

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要するに立ち上がる時に活躍する筋肉が伸筋です

 

実際はもっと細かくたくさんの筋肉が働いているけどイメージだけならこれで大丈夫ですかね

 

あとはこの青字の筋肉をいかにトレーニングするかってのが大事

 

例:スクワット、レッグエクステンション、カーフレイズ、…まぁスクワットとかですかね、あとは調べてみてください。(ちょっと出てきませんでした)

 

実際にはこの伸筋だけ鍛えれば良いなんてことはほぼ無いです。僕のクライアントさんも確かに伸筋が弱ってる場合が多いですが骨盤前傾(腰が反っている)の方なんかだと、体幹の伸展(後屈)筋をトレーニングしてしまうと余計に症状が悪化してしまう可能性があるので、この通りではないことが多々あります。

 

なので何でもこれに当てはまるわけではないですが目安として高齢者は体幹、下肢部の伸筋が弱ってる場合が多いと把握しておくのが良いと思います。

 

参考書籍

身体運動の機能解剖

観察による歩行分析


ストレングストレーニング&コンディショニング ― NSCA決定版 (第3版)

 

 

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